「人口100人で見た日本」の健康について|データ2019年
日本を100人の国に例えた統計データ「人口100人で見た日本」というのがあります。その数字から見えてくる、日本人の健康についてご紹介していきます。
厚生労働省から平成30年版「厚生労働白書」が公表されました。この白書には「人口100人で見た日本」という資料があります。平成25年から平成29年の各種統計をもとに日本を100人の国に例えたデータです。
平成22年の白書では、100人のうち15歳未満が13.3人、65歳以上が22.7人(このうち75歳以上は10.8人) でした。しかし平成30年になると15歳未満が12.3人、65歳以上が27.7人(このうち75歳以上は13.8人)でした。8年前に比べて高齢者の人口が増えていて、日本の高齢化が進んでいるということがわかりますね。
また、会社の健康診断で「有所見」と診断された人は平成22年の22.4人に対して、平成30年では24.8人と増えていました。高齢化が更に進み長く働く人が増えたことなどが原因だと考えられています。
糖尿病や高血圧も増加している現代
生活習慣病の患者数も増加していることがわかります。平成22年の白書では、生活習慣病の患者数が、がん1.2人、心疾患1.2人、糖尿病1.9人、高血圧性疾患6.2人だったのに対して、 平成30年では、がん1.4人、心疾患1.4人、糖尿病2.6人、高血圧性疾患7.8人と、どれも増加していました。
ストレスや運動不足は生活習慣病のリスクを高めることはよく知られていますよね。平成30年の白書では、日常生活において悩み・ストレスを感じている人は12歳以上で47.7人と半数近くもいるんです。また、習慣的に運動している人はとても少なく、20歳以上でたったの30.6人でした。 とても多くの人が生活習慣病を招きやすい生活を送っているということがわかりました。
今回の平成30年版「厚生労働白書」によると「日頃から各人が健康の大切さを認識し、自らの健康づくりに責任を持って取り組むことが大切だと明記されています。
さらには「2040年までに健康寿命を3年以上延伸し、平均寿命との差を縮小する」ということを目標として掲げられています。いつまでも健康な毎日を送るためにまずは生活習慣を見直して生活習慣病を予防していきましょう。
この生活習慣病予防の基本となるのは、毎日の適度な運動と食生活の改善の二つが大きなポイントとなります。通勤やお買い物を兼ねたウォーキングなど、日常生活の中で少しでも体を動かして行く習慣をつけていきましょう。
毎日の食生活については、良質なエクストラバージンオリーブオイルを使用した地中海食を基本にして、緩やかな糖質制限食が有用だと考えられています。また食事だけでは不足しがちな栄養素や機能性成分は上手にサプリメントを利用して補っていきましょう。
安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れたサプリメントを正しく活用することが、健康増進と健康寿命の延伸に繋がります。
関連ページ
- コレステロールの酸化
- このページは、「コレステロールの酸化」について説明しています。
- 活性酸素が体内に増える理由
- このページは、「活性酸素が体内に増える理由」について説明しています。
- 活性酸素の消去
- このページは、「活性酸素の消去」について説明しています。
- 運動の種類
- このページは、「運動の種類」について説明しています。
- プールと人間の身体
- このページは、「プールと人間の身体」について説明しています。
- 健康に悪いもの
- このページは、「健康に悪いもの」について説明しています。
- 代替医療
- このページは、「代替医療」について説明しています。
- 急性と慢性
- このページは、「急性と慢性」について説明しています。
- 食育とは…
- このページは、「食育とは…」について説明しています。
- 食による健康と病気
- このページは、「食による健康と病気」について説明しています。
- 健康と食事
- このページは、「健康と食事」について説明しています。
- 健康バランス
- このページは、「健康バランス」について説明しています。
- 必要な栄養素の摂取
- このページは、「必要な栄養素の摂取」について説明しています。
- 体調と栄養摂取量
- このページは、「体調と栄養摂取量」について説明しています。
- 栄養代謝システムとは
- このページは、「栄養代謝システムとは」について説明しています。
- 体内で合成できない栄養素の場合
- このページは、「体内で合成できない栄養素の場合」について説明しています。
- 水分の大切な役割
- このページは、「水分の大切な役割」について説明しています。
- 更年期障害(男性編)
- このページは、「更年期障害(男性編)」について説明しています。
- 更年期障害の症状(男性編)
- このページは、「更年期障害の症状(男性編)」について説明しています。
- 更年期障害(男性編)チェックシート
- このページは、「更年期障害(男性編)チェックシート」について説明しています。
- 更年期障害の注目される治療法
- このページは、「更年期障害の注目される治療法」について説明しています。
- 更年期障害(男性編)のまとめ
- このページは、「更年期障害(男性編)のまとめ」について説明しています。
- 前立腺肥大症
- このページは、「前立腺肥大症」について説明しています。
- 前立腺肥大症の診断
- このページは、「前立腺肥大症の診断」について説明しています。
- 前立腺肥大症の治療
- このページは、「前立腺肥大症の治療」について説明しています。
- 呼吸が苦しい
- このページは、「呼吸が苦しい」について説明しています。
- 過換気症候群の原因
- このページは、「過換気症候群の原因」について説明しています。
- 過換気症候群の治療方法
- このページは、「過換気症候群の治療方法」について説明しています。
- 睡眠薬の摂取
- このページは、「睡眠薬の摂取」について説明しています。
- 頭痛がひどい場合
- このページは、「頭痛がひどい場合」について説明しています。
- 頭痛の検査
- このページは、「頭痛の検査」について説明しています。
- 頭痛の治療方法
- このページは、「頭痛の治療方法」について説明しています。
- 白癬菌とは
- このページは、「白癬菌とは」について説明しています。
- 水虫の特徴
- このページは、「水虫の特徴」について説明しています。
- 水虫の予防には
- このページは、「水虫の予防には」について説明しています。
- アレルギー性鼻炎
- このページは、「アレルギー性鼻炎」について説明しています。
- アレルギー性鼻炎の治療
- このページは、「アレルギー性鼻炎の治療」について説明しています。
- 血液の流れ・働きやトラブルについて知っておきたいこと!
- 血液の量や組成、流れ方などは一定に保たれますが、栄養バランスの偏りや生活習慣の乱れ、過度のストレスなどによってはドロドロ血液となり健康を阻害する恐れがありので注意が必要です。
- サイレントキラー「高血圧」は、動脈硬化や心筋梗塞に要注意!
- サイレントキラーとの異名を持つ「高血圧」は、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞の原因ともなりとても要注意が必要です。
- 血管年齢の測定の仕方をご存知ですか?
- 血管年齢の測定の仕方には「血圧脈波検査」という検査法があります。あてにならないとまでは言いませんが、生活習慣で大きく差が出ることは間違いありません。
- 【アンケート結果】日常生活で老化を感じた瞬間は?
- 人生100年時代の今、40代・50代の方に日常生活の中でしばしば感じる老化についてアンケート結果をまとめました。