松田 忠徳

定価: ¥ 840
販売価格: ¥ 840
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発売日: 2007-11
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 在庫あり。
友達に薦められるがままに一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書)を読んで見ました。これまではこのような系統の本を読んだことがありませんでした。
しかし、一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書)を読んでみて思ったことは、明らかに読まず嫌いだったということです。
もっと早くからこの一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書)を読んでおけば良かったと今では思います。新しい知識が増えて嬉しく思います。そしてこの一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書)を紹介してくれた友達に感謝の気持ちでいっぱいです。それくらいに読んで良かったと思える本に出会えました。
温泉論であって温泉宿論ではない。
高級温泉宿の調査をしているので、参考資料として読んでみました。率直な読後感ですが、タイトルに書いたように、温泉論であって温泉宿の正しい見方を提供しているとは思えません。温泉宿だけではなく、欧米の「ホスピタリティ」については、もっと見識がないと言うか完全に誤解がなされているので、まったく参考にはなりませんでした。せっかくここまで温泉に入ってこられたのであれば、もう少し視野を広げて宿泊にかんする見識を持っていただければと思います。
逆に癒されないかも
結論から言いますと、読みながら悩みました。本物の温泉を求道者的に追及している姿勢は頭が下がりますが、温泉に行ってみたいと言うほのぼのとした気分には決してなれない本と言えます。全編の90%は著者の考えるまがいものの温泉に関する批判記事になっており、それはそれで正しいのでしょうが読んでいて楽しくはありません。ある程度は私も温泉の現実は知っていると自負しております。だからこそ逆に”癒しの温泉”というタイトルに引かれたのですがこれではタイトルを”行ってはいけない!温泉”とでもしたほうが内容にあっているように思います。
にせものの温泉の肩を持つ気はさらさらありませんが、温泉業界にも業界なりの影の部分があります。源泉を独占する老舗旅館組合があったり、湧出量が近年激減してきた温泉街もあります。由布院にしても新参者は井戸も掘れません。又最近の旅館業界の経営難は世間で思われる以上に厳しいものがあります。こういう厳しい経営環境のなかで各旅館、又旅館街は生き残りの必死といって良いでしょう。そういう経営努力が時として度を越す場合もあると思われます。ただ現実として”源泉かけ流し”という恵まれた環境の旅館はそれほど多いわけではありません。結果循環させる、塩素殺菌に頼る、加水するといった策をとらねば”温泉”として立ち行かないことになります。
著者は温泉の真摯な探求者であることは疑いえません。一方、私を含めた数多くの人々は温泉で安らぎを得る要素として、温泉の質を筆頭に、料理、サービス、意匠、寝心地といった多面的な評価をするのではないでしょうか。温泉のみが唯一の安らぎの対象とはみません。
温泉にに行くと言っても年に1度や2度、多くても数度しか行かないわけですから、温泉に効用を求めるといったところがどれほど効果があるのかたかが知れていると居直っている私ですが、さすがに”大量の塩素”は避けたいところです。
天然のままの温泉に入ろう!
厳選された宿96軒にある温泉宿で本書を見かけて購入しました。
本書では、天然のままの温泉に入ることを強調しています。
というのも、地下から湧き出るものには還元力があるからです。
現在の温泉の多くは、地下からムリに汲み上げていたり、
少ない湯量を循環させて使うために塩素殺菌したりして、
天然のままの温泉に入ることが難しい。
こちらの宿でなくてもよいですが、一度は体験してみて
ください。温泉へのイメージが変わりますので。
