懲りない患者 快適習慣の落し穴 (生活人新書)
田上 幹樹

定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
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おすすめ度: 
発売日: 2006-02
発売元: 日本放送出版協会
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誰にとって快適なのか? と思わずため息
お医者様も大変だなあと思う。慢性病の患者の健康管理とお付き合い。小難しく、堅苦しい事は嫌いだが、人生は楽しみたい人間の性(さが)、自分の胃袋・趣味・ライフスタイルに合わせて無理難題を体に強いているという自覚の持てない状況。ここまで健康を損ねて悪くするかという非常事態。その収拾を図るべく、奮闘されている様子が実にあっさりと述べられているのだが、現実はそんなものではないだろうと思う。
「懲りない奴」と心の中でつぶやき、あるときは罵声を浴びせたいのを我慢し、優しくなだめすかし、どうにか説明し、それでも理解されず、患者のわがままな生活習慣の極め付けを日々相手にしているのであろう。皮肉なまでのユーモラスな筆致は読み応えがあるものの、何故か病気の恐ろしさが前面に出てこない、軽い読み物の仕上がりなので、星一つ減じた。
生活習慣は変えられない?
この本には、生活習慣病クリニックで診察をしている医師と患者のやり取りが書かれている。
それでこの本をわかるとわかることは、
生活習慣病にならないための方法ではなくて、
生活習慣病になる生活習慣の直しにくさと、生活習慣病の恐ろしさ、
だと思う。
あたりまえだが、生活習慣は直りにくいから習慣になっているのである。
それにしても、
死に目にあっても、失明しても、それが変えられない人がいるというのは、すさまじい。
私が同じような境遇になったら、自分の生活習慣を変えられるか、
自信がなくなった。
あと、本書を読むともうひとつわかることがある。
それは、この本の著者が良医であるということである。
