動植物に含まれる赤色や黄色の色素成分のうち、リコピンに似た構造を持つ脂溶性のものをカロテノイドといいます。自然界で、カロテノイドは、600種類以上あるともいわれていますが、そのうち20数種類が人体に必要な微量栄養素と分かっています。しかし体内でそれを合成することはできないのです。果実や緑黄色野菜から摂取することが必須ですが、現代は野菜類の栄養価が低下しているといわれ、食事を通しての摂取が困難になっているのです。植物は光合成によるエネルギーで成長しますが、エネルギー源になる一方で、日光は活性酸素などの毒物を生成してしまうのです。植物は実を守るためのメカニズムとして、カロテノイド(色素)を形成し、カロテノイドは紫外線を遮るフィルターの役目をします。また植物細胞の中で、活性酸素を除去する抗酸化作用が発揮すると考えられ、活性酸素によるダメージが多大な人の体内でも、同じ抗酸化作用を発揮し、それがいろいろな病気の予防に高い効果を示すことがわかってきました。
