「がん」は私たち日本人の死亡率第一位です。「がん」が原因での死亡者数も増える一方です。それでは、どうして「がん」になるのでしょうか?「がん」は正常な細胞の遺伝子が傷つき、傷ついた細胞が異常分裂を起こすことから始まります。その最大の原因が発がん物質で、正常な状態の細胞であれば、発がん物質も細胞の中には入りにくいのですが、活性酸素によって細胞膜が傷つけられると、発がん物質は容易に細胞に入り込み、遺伝子を傷つけてしまうことになります。このように、がん予防には余分な活性酸素を発生させないことが第一だということがわかりますね。反面、この活性酸素の細胞を破壊する作用を活用して、実はがんの治療にも使われているんです。抗がん剤や放射線は、体内で活性酸素を発生させて、活性酸素が活性酸素をやっつけています。体内で薬剤が活性酸素を発生させるのですが、抗がん剤の中には特に活性酸素を発生させるものがあり、この活性酸素が、がん細胞だけを攻撃してくれれば問題ないのですが、残念ながら正常な周囲の細胞も傷つけてしまうのです。がんの治療は、がん細胞をやっつけると同時に、活性酸素によってがん細胞が生まれる原因にもなってしまうという、私たちの思惑通りにはいかない手ごわい敵です。
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活性酸素で治療
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