私たちの身体の中、特に消化器官には目に見えない多くの細菌が住んでいます。消化器官は、これらの細菌と互いに共存して生かしあっているのです。ところが最近、生活環境の変化や、栄養不足、偏った栄養過多により、病原菌などの細菌類に対する抵抗力が衰えてきていると見られます。環境衛生の向上で、寄生虫症や感染症は、一般的に減少していたのですが、最近ではまた増加の傾向にあります。バランスの崩れた現代人はこのように抵抗力が弱っているといわれるのです。この弱った抵抗力を取り戻すという意味で、最近注目を集めはじめたのがラクトフェリンなのです。母乳の中に免疫力のある成分が含まれると理解されてきたのは最近のことです。その結果、特に初乳に免疫力が強いことがわかり、その成分が鉄分を含む糖とタンパク質の結合物であり、これをラクトフェリンと命名されたのです。
