活性酸素という言葉が、最近では広く認識されるようになりましたが、メディアでこの活性酸素が紹介され始めたころは、ブラックユーモアのような「酸素は身体に必要なものでそれが活性化されるのだから身体にいいものでしょう?」という話が聞かされました。酸素は確かに私たち人間が生きていくためには欠かせないものです。ただ活性酸素が過剰に反応すると、強い毒性を持ち始めます。もうお分かりのように、実は酸素というものは身体にプラスの面だけではなく、マイナスの面も持っています。たとえば釘を長期間放置しておくとボロボロにサビてしまいます。学校でも習ったように、釘がサビるのは、空気中の20%を占める酸素の仕業で、この現象が「酸化」です。この「酸化」を活性酸素が体内で過剰に起こしてしまうのです。身体に摂りいれた酸素のうち2?3%が活性酸素に変化して、老化を促進させ、さらには細胞を傷つけ、生活習慣病・がんを誘発することがさまざまな研究で分かってきました。
