何かしらの心理的な原因によって、突然または徐々に呼吸が苦しくなる症状を「過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)」といいます。この症状はさらに両手の指先や唇などがしびれ、指のけいれんが起こり、意識がもうろうとしてきます。発作のピークは10?20分程度です。30分以内には症状もほぼ収まります。男女比でいいますと1対2で特に20代の女性が多く、夜中に救急車で運ばれる人の約30%が過換気症候群の発作によると言われています。激しい胸式呼吸をすることにより血液中の二酸化炭素濃度が異常に低くなり、酸素濃度が異常に高くなるために起こります。診断には動脈血をとってこれらの濃度を調べます。過換気症候群の発作で死ぬことはなく、後遺症もありませんので安心ください。どんなに強い発作を起こしても必ずおさまります。しかしながら、患者によっては窒息するような苦しさを感じていて、発作が治まっても次の発作に対する恐怖でとても不安になっていることでしょう。
