現代医学が発展しているはずのアメリカで、生活習慣病や慢性疾患が急増する医療の現状に対して、医療費の高騰から国家財政上の危機感が高まり、1977年に医療の現状に対する徹底した調査が行われました。「アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート」として知られるマクバガンレポートが、その結果をまとめたものです。その内容を要約すると、アメリカではそれ以前の20年間で驚くほど生活習慣病が急増し、このままの事態が進めば、医療費の増加ばかりではなく、医療事故も激増し、国民の健康維持が非常に難しくなることがわかってきたのでした。そこで、アメリカをはじめ先進諸国で代替医療を幅広く利用しようという考え方が主流になってきました。人に優しく副作用がない、自然治癒力を高めながら身体全体を健康にするといった代替医療の特徴から、天然物が人工的なものより優先され、東洋医学の考え方も注目されてきたのです。眼科診療においても、これからは栄養問題も取り上げ、食事だけで補給が難しいものは、サプリメントとして取れることも積極的な健康法であり、予防の点でも重要なのです。
